嫌なタイプの患者にも隔たりなく!

入院患者のお世話を担当する看護師は、長期に渡り様々なタイプの患者と日々顔を合わせていると、相性の良いタイプと悪いタイプの差が次第にはっきりとしてきてます。その際、自分にとってお世話のしやすいタイプの患者ばかりであれば全く問題はありませんが、実際はそうではありません。時として、自分の性格に合わなかったり、気難しくて、非常にお世話し難いタイプの患者を担当しなければならないケースも当然出てくると思います。

キャリアの豊富な看護師であれば、例え合わない患者であっても、「これも仕事のうちだ」と分け隔てなく接することが出来るかもしれませんが、仕事にも慣れず、すぐにストレスを溜め込みやすい新人の看護師の場合は、ベテラン看護師のように患者に接するのは難しいでしょう。ただし、こうした患者に対しても根気強くベストな接し方を意識していけば、次第に信頼関係が築けていくかもしれません。それに、患者から受け入れられるようになると、それがやりがいへと変化してくるパターンもあるようです。

嫌なものは嫌だからと、事務的な態度で接し続けていると、いつまで経っても患者との信頼関係は築けません。一見とっつきにくいタイプと感じていた患者でも、親身になって接し続けていれば、徐々に関係は良くなるのではないでしょうか?そして、それを実感できたときは、看護師としてのやりがいを実感できるはずです。

看護師は看護スキルと同時にコミュニケーションスキルも求められるので、苦手なタイプの患者を担当したときも、ぜひポジティブな気持ちで接するようにしてください。